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■小さな庭のオ・キ・テ  〜狭い庭とあきらめないで!〜 

 

++ okite 7 ++

 

■写真■
左:アーチの奥の水栓柱の上をご覧ください。今のところ、これがウチのフォーカルポイントです。
右:近づいてみました。 題「針のムシロ」。
いたいけな少年が重そうな鉢(フリルのアイビーが植えてある)を持たされ、なおかつ、やわらかい肌にはヒイラギがチクチク・・。

 

 庭関係の本の中に、必ずと言っていいほど出てくるフレーズに「フォーカルポイントを作ろう」というのがある。フォーカルポイントとは、庭の中で視線を引きつけるもののことであるが、難しく考える必要はない。

「ほれ、ほれ。いいだろ〜。うらやましい?ヘヘンだい!」というものをさりげなく、あくまでさりげな〜く ――例えていうなら、ハンカチ落としの際に誰かの背後にそっとハンカチを置く要領だ―― 庭の奥まった所に置いておけばいいのだ。

何か置くことによって生まれる空気、それはちっぽけな庭に深みを添えてくれ、そこを「意味ありげな空間」に変えてくれるのだ。
置くものは、それぞれの趣味によって異なってくる。例えば・・

  ◆小便小僧
 
   ちょっと成金っぽいけど、ありあり。ヨーロピア〜ン

  ◆信楽焼きの狸
 
   おお、苔むしたシンプルな庭にいいよ〜。

  ◆大きな壷やバードバス
 
   ありがちだけど、王道。

  ◆インパクトのある植物
 
   別に「置物系」でなくてOK。アクセントになればね。
     (アカンサスとかユーフォルビアみたいな形のユニークなもの)

  ◆白雪姫&七人の小人もの
 
   ・・ハハ・・。何しろ自由だから。

 その他、アーチやつり鉢だって「おおっ」というものなら立派なフォーカルポイントになるのだ。要するに印象的であれば、何でもアリなのである。

 かつてはどこの校庭にもあり、夜中にランニングしていると噂された「二宮金次郎像」などシュールでいいかもしれない。・・が、小さな庭にはインパクトが強すぎるので、「どうしても」と言うなら、ミニ二宮金次郎にすべきであろう。

ただし、うらやましいか?と問われて返事に困るものであることは確かである。できれば、半数以上の人を困らせない程度のものが理想的であろう。

ここで、小さな庭のオキテその7

そっと置け! 以上

 

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