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■Go!Go! 庭マニア  〜何事も定番では飽き足らないわたしの「庭マニア」ぶりを紹介〜

 

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イケてる噴霧器とイングリッシュローズ

 

右手「19」左手「17」――これがわたしの握力である。ちなみに左手薬指のサイズは4号。
小学校時代はソプラノリコーダーの「ド」の音にずいぶん苦労したものだった。

ついこの間まで、わたしはこの小学生の少女並みの手に霧吹きを持ってシュッシュ、シュッシュと木酢液をバラなどに散布していた。しかし、ほんの10分も続けていると非力なわたしの右手はヘトヘトになるのだった。

何事においても「無理をしない」というのがわたしのモットーなので、すぐさま家の中に入り椅子に腰掛け、肘のあたりにある「腱鞘炎に効くツボ」をもみほぐす。

ウチの防虫対策は、いつもこういうラフな感じなので、虫たちにとってはおそらくパラダイスなのであろう。新芽の季節になるとアブラムシがびっしりと発生する。そして葉が茂る頃には今度はイラガの幼虫の大発生だ。

そんな虫たちのビッグウェーヴが次々と押し寄せてくる最中も、わたしは相変わらず散布10分ツボ押し10分の「平穏」な生活を続ける。そう、モットーに反するわけにはいかないのである。

しかし、今年は美しいイングリッシュローズやキングサリをHPにアップするためにも「もう少し防虫に力を注ごう」と噴霧器を購入した。名前は「Mr.AUTO」、日本語に訳すと「嘔吐さん」。
「蓄圧式」とかいって、あらかじめ自転車の空気入れの容量でタンク部分に圧力をかけておくと、何の電源もなしに液がなくなるまで自動で噴射しつづける、まことに便利なものである。

畑や庭先で農作業ファッションに身を包んだ熟年のおじさまたちが黙々と薬剤を散布するのをよく見かけたが、彼らはいづれも無表情で、散布している薬剤が顔にかかるのか眉間にシワさえ寄せ、どう見たって「いやいややっている」顔にしか見えなかった。

ところが、自分でやってみるとコレが「メチャクチャ楽し〜〜!」のだ。今までわたしの一番好きな園芸作業は「花がら摘み」であったが、この噴霧器の登場で圧倒的な大差をつけて「薬剤散布」が一位に踊り出た。はっきり言って、わたしはすっかり噴霧器の「とりこ」である。

んも〜、おじさまったらクールなんだからっ。
しかし、ふと我を振り返ってみると、楽しくてウキウキ気分で噴霧器を操っているにもかかわらず、やはり眉間にシワを寄せ無表情になっていた。人間の表情なんてあてにならないものである。

こういう訳で今年のバラはかなり期待が持てるだろう。それまで、この「いかした噴霧器」に飽きていなければね!

 

(参考)バラ研究家の梶みゆき氏によると(BISES/ビズ 2001.2月号より)

木酢液は10〜50倍希釈で ウィルス
    50〜100倍で  バクテリア
    100〜400倍で カビ類   が死ぬ
    120倍以上に薄めると有用微生物の繁殖を助けるといわれており

消毒する回数は月2回。朝の早い時間に、木酢液はバラの枝からポタポタこぼれるほど大量にまんべんなく散布する必要がある。

のだそうです。

 


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